手がけていたギターがようやく完成した。
製作日数約一年と10ヶ月くらい。
本当なら去年の東京のフェスに"HIMAWARI"と一緒に出品予定だったが、間に合いそうにもないので途中で制作中止。
今年のフェスに出品するつもりで再開するも、今年は出店を見送った事もあり、さらには度重なるトラブルのおかげでズルズルと完成が延び延びになってしまっていた。
今回ギターはフィンガーリングスタイルに寄せたものにすると決めていた。
後付けのピックアップを取り付け前提のもと、製作を進めた。
通常OOサイズのサウンドホールは小さく、後付けのホール取り付けのピックアップを付けられない物が多かったので、サウンドホールをドレッドと同じ大きさにしてこれを付けられるようにした。
それはどうしてもサドル下に入れるピエゾを付けたくなかった、自分のこだわりに過ぎない。
今回の作品名は " Night in the Northern Forest " 北の森の夜 とした。
作り始めた時は"北極星"と付けていたが、あまりにもギターからのインパクトが薄かったので次に考えたのが
"シマフクロウ"
だが、"シマエナガ"から続き、鳥シリーズになってしまうのは気に食わなかったので
ギターのイメージに合っている " Night in the Northern Forest " 北の森の夜 と付けた。
すでに数人に試奏してもらったが、おおむね好評だ。
去る9日に吉川忠英さんにも試奏してもらいました。
昨年の "HIMAWARI"に続き、2本目の試奏となります。
本番でも2曲、使ってもらいとても感無量でした。
こんな瞬間が作り手冥利に尽きると思いました。
手持ちのピックアップをつけての試奏でしたが、生音はとても高評をいただきました。が、ピックアップは最低だそうです(笑)
やはりピックアップはご自身で選んでもらって、ギターのみの販売になりそうです。
奥が深いっス。